当院では開院以来、ヒアルロン酸に関しては、
アラガン社製の「ジュビダームビスタ®シリーズ」のみを使用しております。
ジュビダームビスタ®はフランスにあるアラガン社の工場で生産され、
アラガンジャパン株式会社により輸入・販売されています。
(つまり並行輸入品でなく、品質管理もきちんと行われ安心なわけですね。ちなみに「ボトックス®」も同様です。)
また数あるヒアルロン酸の中で、
日本において厚生労働省が製造販売承認しているのはこのジュビダームビスタ®シリーズだけなのです。
これまで日本国内においてこのシリーズは、
ウルトラXC®(以下「ウルトラ」)とウルトラプラスXC®(以下「ウルトラプラス」)
の2種類しか販売されていませんでした。
ちなみにこの2つは「硬さ」が異なります。
ウルトラプラスのほうが硬く、これまではウルトラプラスを頬部や顎部に注入し
輪郭形成やリフトアップを図るのに用いていました。
頬部や顎部は最もヒアルロン酸注入を行う機会の多い部位ですね。
しかし世界的には、ウルトラプラスより「硬い」、
ボリューマXC®(以下「ボリューマ」)
が販売されこの目的に使われており、日本でもその発売が待たれておりました。
そしてついに昨年12月、ボリューマが発売となり、ジュビダームビスタシリーズも3つが出そろいました。
硬い順に、ボリューマ、ウルトラプラス、ウルトラ、となります。
当院でも早速昨年12月に導入いたしました。
(アメブロはこちらhttp://ameblo.jp/taromc/entry-12230301353.html)
今回はこのボリューマのご紹介です。
ボリューマの特徴を一言でいうと「長持ちするけど注入しやすい」ということになります。
先ほどボリューマは硬い、とご紹介しましたが
「”硬い”っていうことは不自然な仕上がりになるんじゃないの」とか
「そんなの入れてほんとに大丈夫なの」と心配されるのではないかと思いますが
そのような心配は全く不要です。
この「硬い」というのは「長持ちする」と考えて頂ければよいと思います。
アラガン社独自のVYCROSS(バイクロス)技術のおかげで
より長持ちし、しかも施術側からすると注入しやすく直後の成形がしやすい
という「いいとこ取り」の製剤なのです。
詳細なお話はアラガンジャパン株式会社のホームページ
(こちらhttp://vst-beauty.jp/juvedermvista/professional/pc/about/characteristic.html#voluma)
をご参照頂ければと思いますが、簡単に申し上げますと
ウルトラ、ウルトラプラスは「高分子ヒアルロン酸」のみを用いて製剤化しておりましたが
ボリューマは「高分子」だけでなく「低分子ヒアルロン酸」も用いています。
これにより効率よく架橋結合され、網目構造が密になり、酵素分解されにくくなり長持ちするのです。
(アラガン社ホームページより拝借いたしました。)
するのです!と言われてもピンときませんね。。。
イメージとしては
大きな塊のものだけ混ぜ合わせても隙間だらけになりますね。
そこに小さな塊を加えてあげると、その隙間にうまく入り込んで、隙間を埋めてくれます。
隙間が少なくなるとヒアルロン酸を溶かす働きをする物質(ヒアルロン酸分解酵素といいます)が、
当然中に入り込みにくくなり、よって溶けにくくなる(=長持ちする)というわけなのです。
まだわかりにくい。。。?
ごめんなさい。
でも、とにかく、長持ちするけどカチンカチンではなく
むしろ注入直後は柔らかい(だから成形しやすい)
だけど2-3日経つと少々押しても変形しにくくなる
というヒアルロン酸
それがボリューマなのです。
すでに私も施術させていただいていますが
これが本当に2年ももつの?と思うほど
注入しているときはこれまでのウルトラ・ウルトラプラスと何ら変わりありません。
たろうでは1本99,800円(税込み)でご提供しております。
これまでヒアルロン酸のご経験のある方で、しょっちゅう注射されるのもいやだわ
もっと効果が続けばいいのに
と思っておられる方はもちろん、ご経験のない方にも自信をもってお勧めいたします。
繰り返しになりますが、注入適応部位は
頬部(に入れてリフトアップやほうれい線の改善を図る)や
下顎(に入れて輪郭をより魅力的にする)です。
ともに最も施術させていただく機会の多い場所です。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
お待ちしております。
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